Inter BEE 2016 に行ってきた! (1)

 2016/11/18(金) 10:22  

昨日は通常業務をお休みして「Inter BEE 2016 (International Broadcast Equipment Exhibition 2016)」に出向きました。

片道1時間半~2時間の距離を移動し着いた幕張メッセの会場。
Hall 2 から Hall 8 までの広大な面積を埋め尽くたブースの数々は圧巻、総勢1,090社が参加していたとのこと。そして会場は「プロオーディオ」「映像表現/プロライティング」「映像制作/放送関連機材」「ICT/クロスメディア」と大きくカテゴライズされ各社が競うように新製品等を展示、紹介しておりました。

 その中でもとりわけ面積を占めていたのが「映像制作/放送関連機材」。

少し歩けば「4K」「8K」「h.265」といったキーワードが目に飛び込んできます。また200インチは有に超えると思われる巨大スクリーンに映し出される映像がそれはそれは美しいこと!もう時代はここまで来ているのか!と感嘆せずにはいられません。

 こういったイベントの中を歩いていると、時代がどこに向かっているか、ということを肌で感じることが出来るのです。

 私は元々音楽畑の出身ですが、残念ながらプロオーディオのエリアは映像と比較すれば盛り上がっている感が低いことは否めない印象でした。もう行き着くところまで行き着いたということなのでしょうか・・(寂)。

 今回のブログでは、このプロオーディオにフォーカスして気になった製品2つをご紹介したいと思います。

 

注目の新製品「THE ZOOM Q2N Handy Video Recorder」

今回のプロオーディオの中で特に気になった製品は、ミュージシャンのための高音質カメラ「THE ZOOM Q2N Handy Video Recorder」です。

ZOOM Q2N

Zoom といえば、個人的には元々ギター関連のエフェクターを出しているブランドという認識だったのですが、昨今ではパーソナルユースの面白いレコーダー製品を多く市場に投入しているようです。
そんな中で Q2n の存在価値は、その手のひらに収まるくらいのサイズ感とそのボディからは想像しにくい映像と音のクオリティーの高さにあるように思います。撮った素材をウェブサイトに掲載、そんな流れがすぐに想像がつく好印象の製品です。個人的にはヒット間違いなし、だと思います。

 

マルチメディア伝送の ResoNetz

この Inter BEE を訪れるまで全く存じ上げていなかった製品ジャンルが、次にご紹介したい ResoNetz です。時代はついにここまで来たか!と最初に思わせてくれた製品です。
初めて出合い、初めて説明を受けたばかりなので正確にお伝えできる自信はありませんが、私なりの解釈でお伝えしますと、この製品は「ひかり電話」回線を利用してオーディオ伝送を行うことが出来る、というものなのです。

ResoNetz RSX-1010

 例えば、東京のレコーディング・スタジオで録音されたばかりの音源を大阪のスタジオに伝送し、大阪のミュージシャンがその音源を使って自身の演奏をオーバーダビング、そしてそれを東京に戻して続きの作業をする、といったことが出来るなぁ、と。もっと言えば、東京と大阪のスタジオを使って、あたかもひとつのスタジオで作業をしているかの如く(ダビング作業なら)出来てしまう、そんなことをご担当者の説明を聞きながら想像してしまいました。

 流石にこれを使って遠隔地同士の同時録音(所謂「一発録り」)ができるほどの転送スピードはまだないそうです(40ms くらいの時差(レイテンシー)がでるそうです)が、事前にオケを転送した状態でのオーバダビング作業ならかなり現実的ですね。

 「ひかり電話」回線を利用してオーディオ伝送を行う、ここがポイントで、インターネット回線とは違い安定した通信が出来るので、これが成立する、ということのようです。NTT は、将来のテレビ電話時代を見据えてケーブルの設置を進めていたのですが、昨今スカイプやその他のツールでもネット回線ですでにテレビ電話は実現してしまっているので、結果この高品質の通信網が空いており、この製品はこれを利用している、というワケなのです。

 最大64チャンネルもの音声伝送が可能(しかも 24bit/96kHz で!)、というのですから本当に驚きですし、録音の現場のみならず、ライブからの音伝送にも活躍しそうです。

 実は、私自身が 4CREATOR, LLC を起業する際に構想していたことのひとつに使えそうな技術なので、とても興奮に値するものなのです。
ウェブサイト制作においても動画や音声はもはや当たり前に使われていますから、こういった製品との将来性については今後も注視していきたいと思う次第です。

 次回のブログでも、また Inter BEE ネタをお送りします!(予定)

最終修正日 2016/11/19(土) 12:55
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