定期的に初期化されるデモサイト

 2017/12/08(金) 10:17  
定期的に初期化されるデモサイト Photo by Kevin Ku

もうかれこれ Joomla! と出合ってから10年以上の付き合いとなり、Joomla! を使わない日はないというくらい毎日接していますが、未だに新しいチャレンジや学びがあります。Joomla! だけでなく、サーバーなど Joomla! を取り巻く環境も刻々と進化していくので、当然といえば当然です。

昨日はまた「新たな試み」を行い見事成功したので、それについて書きたいと思います。

このところ、独自に展開をしているウェブサービスに注力しているのですが、このサービスは正にウェブアプリケーションの塊で、閲覧者が専用フォームからイベント情報等を登録することでコンテンツが増えていく仕組みを持っています。またそのイベント情報から、出演者プロフィールに自動でリンク付けされたり、イベントのオンライン予約&決済が出来たりと、色々な機能を備えています。

もちろん、これを利用する方に向けたドキュメント(利用ガイド)は用意しているのですが、物事にはやってみないと理解がしにくい、という事があります。体験すれば簡単に理解できることでも、テキスト情報を通じて伝えられると複雑に感じてしまう、ということが往々にしてあるのです。

そこで、イベント登録等を体験するためのデモサイトを構築することにしました。
当然ながら、このデモサイト自体が「新たな試み」というわけではありません。新しい試みというのは、このデモサイトを「定期的に初期化する」という事なのです。

なぜ定期的にデモサイトを初期化する必要があるのか、その理由を説明しましょう。

デモサイトで利用者がイベント登録等のテストを行います。すると、イベントページが生成されて、誰もが閲覧できる状態となります。またイベント登録によって起こるサイト内の変化を体験する事ができます。

しかしこの状態を放置すると、次にテストする方は、前の方が行なったテスト結果を見ながらのスタートとなります。通常はこれでも全く問題はないのですが、テストが繰り返されるとサイト内には『適当に作られたページ』が増殖していくことになります。そして次第に(謂わば)荒れた状態となっていくことが予想されます。

そこで「定期的に初期化する」という必要性が出て来るのです。
テストを行なっていただく方にはなるべく『キレイな状態』から行なって頂いた方がデモサイトの目的に叶うわけです。

Joomla! は、データベースにコンテンツ情報が蓄えられていますので、データベース内の全データを元データに置き換える事ができれば、最初にテストを行なった人と同じ状態にサイトを戻すことが出来ます。

こう説明すると簡単そうですが、実はノウハウがなければ案外難しい話です。
Joomla! は、元々 WordPress では実現が難しい事を楽に実現する機能を備えていますが、今回の試みは Joomla! のみで行えるものではなく、ちょっとしたプログラムの追加と Cron Jobs というサーバ機能の組み合わせが必要でした。

サイトで利用者登録を促す場合(とりわけ課金が絡む場合)は、利用者に登録後の利便性を体感してもらうことが「安心」につながります。デモがなくとも試用期間があれば済むのではないか、という声も聞こえてきそうですが、試用していただくにも、登録が求められる場合はやはり躊躇してしまう原因となります。

事前登録なく仮アカウントでデモを試せる、という施策/発想は、今後のサイト制作に大いに活きる気がします。

最終修正日 2017/12/08(金) 10:40
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