CMS:Joomla! を知る (1) ー 記事管理

 2019/10/22(火) 15:27  
CMS:Joomla! を知る (1) ー 記事管理 Photo by Robert Armstrong

最近改めて気付いたのですが、比較的歴史の長い会社・団体のホームページを運営されている方の一部には、どうやら盲点があるようです。

日本にインターネットという言葉が浸透するようになってから早20年以上の月日が流れていますが、その間にあらゆる面でウェブ技術は進化を遂げています。ところが、比較的早い時期にホームページの構築および運営に着手された会社・団体は、今や旧仕様としか呼べないような環境の中で、非効率なサイト運営を行なっている実態があるのですが、新仕様の情報が届いていないのか、その非効率さに気が付けていないように見えます。

一概に言うのは間違いかもしれませんが、感覚的には4~5年前に構築されたホームページであれば、必ずや古い仕様が紛れ込んでおり、セキュリティー面で危なかったり、運営上に問題がある可能性が大なので、リニューアルを視野に入れた点検をされた方が良いように思います。

特にここ数年だけでも、常時SSLHTTP/2HTML5SNIレスポンシブ・ウェブデザイン、等々の変化があり、どれも重要ですので、もし「それって何だっけ?」というものがあるならば、すでに時代遅れのウェブサイトとなっていると言えます。

もし「自分たちに合ったシステムはゼロから開発するものだ」とお考えなら、それはもはや古いかもしれません。一昔前なら、セキュリティー面も考慮すれば当たり前と言われていた手法の数々は、今やただ単にサイト運営の足を引っ張る「高コスト&非効率なモノ」と化している可能性が大なのです。

そこで、今回からしばらくは「CMS:Joomla! を知る」と題して、CMS 自体のご理解を深めて頂けるような記事を連載してみようかと思います。普段 WordPress 等を利用されている方にとっても、Joomla! 視点から書かれた本シリーズをお読み頂ければ、何かしら違いを発見していただけることでしょう。

第一回目のテーマは「記事管理」。
とても基礎的かつ簡単な話なのですが、ひとつの記事を公開するだけでも、CMS を使う場合と、従来型のHTMLサイトとでは、かかる手間がまったく異なることをご想像いただければ幸いです。

Joomla! のシステム構成の大基本

Joomla! では、ホームページにアクセスしてきた方が閲覧するページ以外に、サイト管理者のみがアクセスできる「管理コントロールパネル」と呼ばれるエリアがあります。Joomla! では、一般に閲覧される側を「フロントエンド」と呼び、管理コントロールパネル側を「バックエンド」と呼んでいます。

記事作成

Joomla エディタ

図は、Joomla! で記事を作成/編集する際に利用するバックエンド側のエディタの様子です(図をクリックしますと拡大できます)

事前に設定を行っておけば、フロントエンドからもエディタにアクセスすることができます。
Joomla! には「メンバー登録」機能が標準で装備されているのですが、このフロントエンドからのエディタへのアクセスは、サイトにログインした特定のユーザだけに限定することが可能です(この『特定のユーザ』について理解するためには、「ユーザグループ」と「アクセス権」を理解する必要がありますが、これについては次回以降の記事に譲ります)

カテゴリ

Joomla! で記事を作成する場合、まずどのカテゴリに記事を格納するか、を選択します(G)。
このカテゴリは、サイト構成を考え、記事を作成する前に予め準備しておくものですが、ここでご理解頂きたいポイントは、カテゴリを選択するだけで自動的に適切な場所で記事が公開される、という点です(従来型のHTMLサイトでは、記事を作成した後に、記事にリンクするために別ページを編集する必要がありますが、CMS ではその必要はありません)。

アクセス権

また、アクセス権(I)を設定しますと、特定のユーザグループだけがアクセスできる記事にできます。つまり、会員専用記事を作ることが可能です。

HTML知識が不要なエディタ

従来型のHTMLサイトでは、記事作成を行うにはHTMLへの理解が必須でした。しかし、エディタには様々なツール(D)が用意されていますので、これを使えば、HTMLを意識しなくとも記事を作成することが可能です。文字のサイズや色を変更する、リストを作成する、外部サイトにリンクする、といったことも少し学習するだけで出来るようになります。

記事の公開/非公開日時コントロール

本図の全てを説明するとマニュアル状態となりますので、最後にもう一点だけ・・。
「公開」タブ(C)をクリックしますと、記事の公開開始日時および終了日時を設定することが可能です。
従来型のHTMLサイトでは、例えば○月○日に解禁する情報があった場合、夜中の0時に誰かがサーバーに記事データをアップする必要がありましたが、この日時設定により、そういった作業は不要となります。システムに任せておけば、1秒たりともズレずに、正確な指定日時に記事が公開されますし、指定日時に記事を非公開にすることも可能です。

オフィスに誰も居ないのに、記事を正確な時間にアップできる、って素敵ですよね?

作業場所を選ばず編集

記事公開後であっても、何か情報を追加したり修正するのも、このエディタにアクセスして保存するだけです。
例えば電車で移動しながら、iPhoneを使って記事を修正することもできてしまいます。つまり、エディタにアクセスするためのウェブブラウザとインターネット回線さえあれば、パソコンのみならず、タブレットやスマホからでも記事の編集が可能なのです。

標準でスマホ対応

また、Joomla! は標準でスマホ対応となる「レスポンシブ・ウェブデザイン」となっていますので、記事を保存したその瞬間に全デバイスに表示が最適化されることも特徴のひとつとなっています。

いかがでしたか。
現在、すでに WordPress 等を利用されている方にとっては特に目新しい情報はなかったかと思いますが、従来型HTMLサイトを運営されていて、CMS 自体を知らなかった方にとってはかなり興味深い内容だったのではないでしょうか。

今後もこの「CMS:Joomla! を知る」シリーズで、Joomla! の魅力をさらにお伝えできればと思います。ご期待ください。

最終修正日 2019/10/22(火) 18:35
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