2021年のキーワードは『アクセシビリティ』- Joomla 4.0

 2021/01/06(水) 16:20  

本日より 4CREATOR JAPAN は 2021年の業務を開始いたしました。
昨年に引き続き、本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

さて、2021年となる今年、Joomla! のメジャー・アップデートとなる 4.0 のリリースが予定されています。これを書いている2021年1月6日時点では、ベータ5(テスト検証版)がリリースされてはいますが、正式版のリリース日は未定となっています。

Joomla! 4.0 で何が変わるのか?

多岐にわたって変わるポイントがありますが、その中から少しだけご紹介します。

Bootstrap 4 への対応

Bootstrap は、ウェブサイトを構成する HTML や CSS、JavaScript がパッケージされた「フレームワーク」と呼ばれるもので、ゼロから各種ソースを書かなくとも、共通して利用できるライブラリーのような存在です。

この Bootstrap は、Joomla! に組み込まれているので、パソコンだけでなくスマホでも表示が最適化される「レスポンシブ・ウェブデザイン」を標準として実現します。また、CSS のクラスを指定するだけの容易な各種コンテンツ作成を可能にするツールとも言えます。

Bootstrap 4 は、かなり強力にアップデートされており、Bootstrap 3 を大幅に書き直している向きもあるので、Joomla 4.0 へのアップグレード時には、Bootstrap 3 で書かれたソースをどうするかが課題となりそうです・・。

また、今までアイキャッチとして重要な役割を果たしてきた Font Awesome を代替えするような、Bootstrap Icon も登場していますので、ウェブサイト制作者の頭の中もアップデートが強いられそうです(苦笑)。

ちなみに現時点で Bootstrap は、バージョン5の開発を進めています。

ユーザフレンドリーなインターフェイス

Joomla 4.0 では、管理コントロールパネル(通称:バックエンド)のインターフェイスも様変わりします。
ユーザフレンドリーなインターフェイスに変わるということですが、見たところ、1日じっくり使ってみればすぐに慣れそうな気がします。

Joomla 4.0 の管理コントロールパネル
JoomlArt.com より画像引用

新しいワークフロー

Joomla! 4.0 では記事を追加する際、管理者が公開前に記事をレビューする機能が加わります。
複数の記事投稿者がいる場合や、個人ではなく法人として記事をアップしたい場合などは、この「事前確認」ができる機能はとても役立つでしょう。

記事が追加された際、通知メールを管理者に送ることができますので、スピーディーな承認システムが期待できます。

Joomla! は元々、各ユーザにアクセス権限設定が行える仕組みをもっていますが、この記事に関するワークフローはその権限に基づき処理されます。

アクセシビリティ

ウェブサイトから発信される一般情報は、本来誰でも受け取れるべきです。しかしながら、これまでのウェブサイトは必ずしも障害者とっては優しいものではなかったかもしれません。

Joomla 4.0 は、「アクセシビリティ」に焦点を当てています。
このアクセシビリティとは、ウェブサイトを、健常者だけでなく障害者も利用しやすいように構築することを指しています。

                        

一口に障害者と言っても、その中身は様々です(視力に関する問題、運動障害、色覚異常、聴覚障害など)。
こうした障害が、情報を得る際の障害とならぬよう定めたガイドラインがあります。WCAGガイドラインというのがその一つですが、これはウェブサイトの標準を定めている W3C によって策定されています。

Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) 2.0

従来より、自治体など公の機関のウェブサイトは、「誰でも使えるウェブサイト」を目指してきたと思われますが、今後は、一般のウェブサイトにおいてもアクセシビリティの概念を取り入れるべき、と言えるでしょう。

ウェブコンテンツの JIS X 8341-3:2016 対応度表記ガイドライン

Joomla! が今回のメジャー・アップデートにおいて、この「アクセシビリティ」にフォーカスし、このための機能を提供することは大いに評価されるものであり、企業等が Joomla! を選択する重要な要素となることでしょう。なぜならば Joomla! は、現時点で、フロントエンド/バックエンド双方において標準で「アクセシビリティ」機能を期待できる唯一の CMS となっているからです。

「アクセシビリティ」機能を搭載したウェブサイトを保有する会社は、その企業イメージをアップさせるだけでなく、製品やサービスを求める人を増やすことにつながります。

厚労省の統計によれば、人口の7.4%が何らかの障害を抱えています
その7.4%の方々の内、何パーセントかの方が「アクセシビリティ」機能がないウェブサイトの前で、製品やサービスを求めることを断念している可能性があるのです。また、今現在は障害を持っていない方でも、将来障害を持つことは、この高齢化社会では大いにあり得ることではないでしょうか。

2021年の 4CREATOR JAPAN は、この Joomla! 4.0 と共に「アクセシビリティ」機能にフォーカスしたウェブサイト制作を見据え、さらなる進化を遂げて参ります。どうぞご期待ください。

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Joomla! 4.0 を利用する際に必要なサーバー選定を含め、サイト仕様の策定から構築、運営サポートまで、ワンソリューションで貴ウェブサイトをお手伝いさせて頂きます!

最終修正日 2021/01/06(水) 18:20
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