ターゲット顧客を絞ったニュースレター配信

 2016/02/23(火) 16:25  

    このところ比較的規模の大きな会社、2社からほぼ同時にウェブサイト制作のお問い合わせ・打診を頂き、その対応に追われております(現在進行形)。加えて既存のクライアント様から新たなご要望を頂きその対応も行っているので、なんだか時間が滝のように流れております(笑)。

    Joomla! を使えば、自動でスマートフォンやタブレットに最適化されるレスポンシブ・ウェブデザインとなるわけですが、細かな視点で精査していきますと色々と気になる点が出てくる場合があります(前回のブログ記事「同じ Joomla! を使っても見た目の印象が違う理由」を参照)。

    今回既存クライアント様から頂いたご要望は「スマホに特化したトップページ」に、といった内容のものでした。話を要約しますと、スマホでアクセスした時にはアプリのような操作性の高い外観にしたい、というような内容だったわけです。

    その要望を精査していきますと、フレームワーク(テンプレート構造)と Joomla! の仕様との整合性が問題となる箇所があり、結果としてかなり高度な要求となったわけですが、おかげさまで見事解決策の提示をするに至りました。細かな CSS 調整が必要な、なかなかタフな仕事でしたが、新たな境地にたどり着いた感もあり今後に活きる案件となりました。

    さて話は戻って、新たなお問い合わせ・打診を頂いた件ですが、多くのクライアント様同様、2社どちらも『お客様(閲覧者)とのコミュニケーションをウェブ上で展開する」ということをご提案させて頂きたくなるお話が出てきました。その手法は色々とあるのですが、やはり代表格は「ニュースレター」です(日本では「メルマガ」といった呼び名の方が通りが良いかもしれません)。

    4CREATOR JAPAN で担当させて頂くウェブサイトでニュースレターを導入する場合、とても多機能で信頼性の高いエクステンションがあり、いつもそれをお勧めしております。今回は数あるそのニュースレターの優れた機能の中から「リスト・セグメンテーション」を紹介してみたいと思います。

    List Segmentation

    セグメンテーションとは、日本語では「区分け」とか「分割」といった意味になるかと思います。マーケティング用語として「顧客層の細分化」といったニュアンスで使っている方もおられるかと思います。
    ここでは「ニュースレター送信先リストをフィルタリングし送信先を最適化する」ということになります。

    例えば、こんなフィルタリングが想定されます:

    • 直近の2週間内にサイトにログインをしていないユーザをフィルタリング
      (意図:サイトに再度アクセスしてもらうため、行動を促すニュースレターを送信したい)
    • 特定の顧客層をフィルタリング
      (意図:特定のターゲット顧客のみにキャンペーン情報を送信したい)

    もともとこのエクステンションの基本機能として、顧客を仕分けするための「リスト」機能自体は存在しているのですが、特定の条件化でフレキシブルにフィルタリング出来るという点が、このセグメンテーションのポイントとなります。
    つまり既存のリストから特定の条件で選別・抽出して、よりビジネス精度を高くした送信先リストを作り上げる、といった感じになります。

    この「リスト・セグメンテーション」は、Joomla! 及びニュースレターの要素を使ってフィルタリングが出来るのはもちろん、プラグインを追加することによって、他のエクスエテンションの要素もフィルタリングすることが可能となる場合があります(このエクステンション同士の連動性をインテグレーションと呼んでいます)。

    例えば、イベント用エクステンションを使っているとします。
    このエクステンションでは、オンラインでイベント情報の告知から申込、支払いまでを完結させる仕組みとなっています。この時、申込みはしたものの支払いが完了していない、という方が出てくる可能性があります。

    イベントとニュースレターのインテグレーション
    (*画像をクリックして拡大表示可能)

    ここで『2016年○月○日から○月○日までの申込者で支払いが完了していない方』を抽出し、支払い忘れを防止するためにお知らせメール(ニュースレター)を送信したい、といった場合に、このリスト・セグメンテーションが活躍します。

    逆にフィルタリングをせずに申込者リストにそのままお知らせメールを送ってしまうと、すでに支払った方には相応しくない内容となってしまう可能性があり、問題を引き起こしてしまいます。「すでに支払ったはずなのに、支払えという内容のメールが来た」と問い合わせが増えてしまい、逆効果となるわけです。

    以上の例のように、ニュースレターをただ配信するのではなく、ターゲットを絞り込んで送信していくことで、必要な方に必要な情報が届く、という本来的に意味のあるニュースレターとなっていきます。

    私の元にも結構ニュースレターの類が届きますが、私の関心がない内容ばかり送り続けられると、やはり配信停止にしてしまいますし、それすら面倒な場合は、ただ単に「迷惑メール」とメーラーに覚えさせてしまいます。これでは、せっかくのニュースレターが営業的に台無しですね。

    4CREATOR JAPAN では、ただウェブサイトに機能(エクステンション)を入れるだけでなく、その使い方も含めた提案も行なっております。 こちらのページでもお伝えしておりますが、ウェブサイトを構築する前の企画が大切なのです。

    最終修正日 2017/08/18(金) 16:32
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