高齢者が iPad を使うときに恐れていること

 2016/04/28(木) 17:06  

先日、60~70代の方々とお話する機会に恵まれました。
意外に思われるかもしれませんが、この高齢者と呼ばれる世代の方々は iPad 等に対する関心は高く、実際に手にしている方は「これが無くちゃもうダメね」と言うほど日常的に使われてることも珍しくありません。

しかし、やはり若い人と同じようには使いこなせないようで、その原因を探るべく色々と伺っていると「なるほどね」と思わされました。

iPad で何か操作したことにより、初めて目にするアラート表示に出くわすと、選択してタップしなくてはならないことは判るそうなのですが、怖くてつい「キャンセル」の方をタップするというのです。

不思議に思って「なぜですか?」と尋ねると、へぇ~と思う意外なお答えが!

「お金を請求されるかどうかわからないから・・」

つまり、iPad 自体を不慣れな中操作しているという自覚は高いので、自信がないのです。それなので何か選択を求められると、間違って請求されては敵わない、だから「請求されるか否か分からないものはキャンセルだ」という選択/行動になるようなのです。

テレビを賑わすワイドショーを見て学習しているせいなのか、オレオレ詐欺のようなものがそこにあるのではと、警戒心はとても高いのです(笑)。

「知らないものには近づかない」「分からないものは先に進まず止める」
これはどうやら自己防衛の意識から出てくる行動なのだと思いました。

高齢者の利用が想定されるウェブサイトやアプリにおいて、アラート表示を設定する際には「費用はかかりませんよ」ということを明示して安心してもらう必要がある、という事を学んだ次第です(笑)。

この事実、今後増々進む日本の高齢社会においては意外に大事なポイントと言えると思うのですが、いかがでしょうか。

最終修正日 2016/04/28(木) 17:56
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