思考の動線:売れる仕掛けの作り方

 2015/07/01(水) 11:40  

TSUTAYA を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブは、このところ「蔦屋書店」という素敵な空間を各所に展開しています。その中のひとつ、湘南 T-SITE にある同店を訪れてみました。

昨今、Amazon.co.jp に代表されるオンライン販売におされて、街中の本屋さんは姿を消す流れとなっている中、とても沢山の人で賑わっていました。

ただ素敵な空間、という演出だけで人を集めているのではなく、しばらく滞在してみると随所に工夫を凝らしていることが分かります。

本ブログ記事の写真をじっくりとご覧ください。
本屋だというのに、手前に何か場違いなものが見えませんか?

本屋の中を歩いているつもりなのに、なぜか調理器具が陳列されているのが目に入ります。陳列数は少ないものの、包丁や鍋、フライパン等々、どれもとても個性的で、また本屋に居るつもりなのに、調理器具が突然出て来れば当然のように目を止めてしまうのです。そして、その先には本棚が・・。

「なるほど!」と思わず感心しました。

調理器具の先には、「包丁の使い方」だとか、その調理器具の先にある「知りたい」に応える書籍が展示してあったのです。

それを見た瞬間、『思考の動線』という言葉が頭をよぎりました。

そのお店で時を過ごす顧客側の「思考」に浸って「その先にあるもの」にフォーカスして考え抜かれた戦略を感じ、とても感心したのです。

ウェブサイトを制作するときにも、「動線」「ユーザビリティ」といったキーワードで、ウェブサイト上を閲覧者がどのように閲覧し、ウェブサイトのゴール・・・例えば「お問い合わせ」をしてもらえるようにするか、ということは、ビジネス用ウェブサイトであれば、当たり前のように検討することですが、ここまでの戦略は今まで考えたことがなかったかもしれません。

一見結びつかない「調理器具」と「本」。

出来上がった完成形を見れば、なんてこともないように見えるかもしれません。しかし、これをゼロから発想できるか、といえば、なかなか難しいのではないでしょうか。

「閲覧者の思考に浸って動線を考える」、それは案外奥が深い事なのかもしれません。

最終修正日 2015/07/02(木) 22:00
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