ライブハウスのビジネス課題
非効率な予約方法
ライブハウスのビジネスモデルは、インターネットが普及する以前からあまり進化していません。
電話またはメールによる予約受付が大半のため、例えば50席に対して100件以上の予約申込が入る場合などは、キャンセルの連絡にも多くの時間を割くことになります。
チケット代:未回収リスク
電話またはメールの予約をすると、事前支払いをしていないにも関わらず「前売価格」となる慣習があります。
実際の支払いはライブ当日に窓口で行うため、特に人気ライブの場合は入口が混雑しますし、予約者が当日に現れないこと(ドタキャン)があります。
認知度の低さ
有名アーティストのライブであれば、プロモーションが行われるため、多くの方はライブ情報の「知る機会」を得ます。しかしライブハウスの場合、一流のトッププロの演奏が聴けることすら多くの音楽ファンに知られておらず、ごく一部のマニアの世界に留まっている感があります。
加えて、ライブハウスを利用したことがない人にとっては(店内の様子が見えない)スナックに入る感覚と変わらないこと(閉鎖感)も課題です。
情報発信力
ライブハウスによっては時代遅れのウェブサイトで情報発信がままならないケースがあります。またオーディエンス側がライブ情報を取りに行かないと伝わらない現状があり、これが新規顧客が増えない一因となっています。