旅先が決まらなければ適切な交通手段や宿泊先を決められないように、ホームページの役割や目的、ゴールを定義することが先決です。
私達は、閲覧者目線の質問を重ねるヒアリングで、ゴールに到達するためのサイト仕様を設計し、ホームページを成功へと導きます。
1. ターゲットの明確化
あなたのビジネスにおいて想定される顧客とはどのような方でしょうか。
20代までの比較的若い層でしょうか。それとも30代以降の方でしょうか。性別という視点では偏りはあるでしょうか。
マーケティングの基本として、顧客層を適切に絞り込むこと、つまり「ターゲットの明確化」が重要です。20代女性が好む商品と、50代男性が好む商品には違いがあるのが当然で、そこを間違えればビジネスの失敗を招く確率を上げてしまいます。
ターゲット層が定まったら、さらに一人のお客様としてできるだけ具体的にイメージしてみましょう。
- どんな顔・髪型で、どんな服装を好むのか
- その方の一日の行動パターンは?
- 職業や役職は?
- どんな悩みや欲求を持っているか
- その方があなたのビジネスを利用する理由は?
想像上の理想のお客様ではなく、データに裏打ちされた現実的な人物像を設定して下さい。
2. ホームページの役割とゴールを定義
想定するターゲット層はどんな目的であなたのホームページを訪れるのでしょうか。または何を期待しているでしょうか。
何が実現すれば、ホームページが成功したと言えるでしょうか。以下は「ホームページの役割とゴール」の想定例です:
- 商品やサービスのイメージ/認知度の向上
- 信頼性や安心感の醸成
- 新規の問い合わせを増やす
- 商品やサービスの販売
- 顧客とのコミュニケーション
- 顧客サポート
- オウンドメディアの運営
これらの大半がホームページの役割に当てはまるとしても、「達成したいゴール」という観点で絞り込むとどうでしょうか。
全方位型でウェブサイトを構築しようとすれば「閲覧者を振り分ける仕組み」が必要となり、またそれぞれのターゲットに応じた「仕掛け」やコンテンツが必要となるため、ウェブサイト制作費が膨らみ、また運営管理も大変になります。
欲張らず、しかし見落とさず、が肝要です。
ホームページの役割とゴールをしっかりと定義していきましょう!
3. ゴールと閲覧者目線から導くウェブサイト設計
ホームページの役割や目的、ゴールを定義することができたならば、次はそれに沿ったサイト仕様を設計していきます。
必要なコンテンツや機能、仕掛け等を閲覧者目線で検討し、ウェブサイト仕様書にまとめます。
つまり、まず最初にマーケティングに即したゴールを設定し、次にそこにたどり着くためのプロセス(サイト仕様)を考えていくわけです。ごく当たり前の考え方ではありますが、意外に見失いがちな本質なのです。
あなたのビジネスの強み、他社との差別化、競合、独自資源、ホームページ外で行なっているマーケティングとの整合性または一貫性、お客様へのメッセージや訴求ポイント等々、多方面から検討し、ゴールへの戦略的なプランをウェブサイト仕様に反映させることが理想であり、これがホームページの成功確率を高めます。
ホームページにおけるデザインとは?
デザインを「見た目」だけで決めるのは典型的な失敗例です。
大切なのは、上記で検討した種々を戦略的に落とし込むこと、そして「ユーザビリティー」を意識することです。
動きのある派手な見た目や演出は商品紹介ページでは有効です。
しかし常にそれが有効とは限りません。その演出が、送り手のエゴとなってはいないか、自己満足に陥っていないか、といった注意を要します。閲覧者をリピートさせたいのであれば、策に溺れない感覚が必要です。
閲覧者目線で見た目とユーザビリティーを考慮したバランス感を見極めること。不要なものは削りシンプルにすること。
これがホームページにおけるデザインだと私達は考えています。