CMS: Joomla! によるウェブサイト制作(ホームページ制作)

WordPress のシェアを気にする必要がない理由

 2016年03月03日(木)  

 最近、お問い合わせを頂き会社訪問をさせて頂くと、話題になるのが「WordPress って・・?」というフレーズです。本日も某会社でその話題になりました。

お気持ちは大変分かります。
「みんなが使っているのは、きっと WordPress がいいからに違いない」
「Joomla! はもしかして違うのかな?」
きっとそういうご不安があるはずです。

そして企業人であれば当然気になるシェア。
「WordPress を基準にすれば、Joomla! はその1/10くらいのシェアだと思いますよ」(ちなみに CMS全体では Joomla! はシェア2位です)と伝えると、メモをしながら「大丈夫だろうか」心の中でつぶやく・・・(?!)

しかし考えてみてください。
誰もが同じウェブサイトを必要としないのと同じで、どのサイトも内容や規模はバラバラです。WordPress が優れたツールとして活きる環境もあれば、そうでない場合もあります。Joomla! もまた然りです。

いわゆる「大規模サイト」と呼ばれるものがあります。
何を持って大規模と判断するのか、それは各人の視点で異なるところでしょうが、大規模サイトと小規模サイトとでは、求めるウェブ機能などは大きく異なることが普通でしょう。端的に言って、「小規模サイト」且つ「ウェブ機能をほとんど求めない」のであれば、WordPress の方が簡単に映るでしょうし、現実的な選択と言えるのかもしれません。

会社も同じ、圧倒的に中小企業が多いわけで、大企業は全体から見れば少数派です。
大企業のやり方を中小企業がそのままやろうとしても上手くいく部分もあるでしょうが、そうでない部分の方が多いでしょう。簡単な例でいえば、20人くらいの会社が大企業を真似て大きなオフィスを借りても意味がないわけです。使わないスペースが沢山できて無駄極まりないだけです(笑)。

(かなり大雑把で語弊がある言い方となりますが、)大企業の需要にも応えられる機能を有しているのが Joomla! であり、『とても多機能』且つ『利便性に長けた設計』になっています。何よりも(カスタマイズを前提とせずに)柔軟なウェブサイト設計が出来ることが魅力です。しかし裏を返せば、小規模なサイトで機能性もあまり必要としなければ、Joomla! はただ難しそうなツールに映るのも無理はありません。

私の視点では、WordPress のシェアが伸びているのは、ある意味当然なのです。
多くのサイトは大規模サイトではありませんし、ブログツールである WordPress の機能だけで十分に成り立つからなのです。シンプルに済ませられるのであれば、それに越したことはありません。

シェアといえば、Windows と Mac の関係も似たような関係だったな、と思います。
映像系や音楽系の人達は、圧倒的に Mac を支持しており、昔も今もそれはあまり変わっていません。もし世の中が、事務系の仕事が少数派で、映像系や音楽系の仕事が大多数だったら、おそらくパソコンといえば Mac、という位置付けとなっていたことでしょう。
現実はシェアの低い Mac ですが、だからと言って Windows に劣ることは全くなく、むしろ上回るポイントに溢れており時代を作っている存在です。またビル・ゲイツ氏がかつて Mac をパクって Windows を出したことは有名な話ですね。

もう一つ違った視点からの例を・・。
カローラといった所謂大衆車と呼ばれる車と、高級車と呼ばれる車で比較すれば、圧倒的に大衆車の数の方が多く、それをシェアという視点で見れば『大衆車が人気だよね』となるわけです。しかしだからと言って、シェアを多く獲得している大衆車が高級車よりも優れているとはならない事は誰もが知る事実です。高級車に乗る人は、そもそも大衆車を(自分が所有する車としては)気にしないものではないでしょうか。

誤解しないでください。
WordPress が大衆的で、Joomla! が高級なんだ、と言っているわけではありません。
物事には向き不向きがあり、それを同じテーブルに並べ比較することに意味がない、ということを言いたいのです。
大規模サイト多機能サイトを目指そうという会社が、WordPress やそのシェアを気にしても(判断材料にしても)意味がないと言いたいのです。

私の意見としては・・

  • 中規模~大規模サイトとなる見込み
  • 多言語サイト(グローバルサイト)にしたい
  • (カスタマイズなしの)レイアウトの自由度が欲しい
  • 特定の顧客グループしか閲覧できないページが欲しい
  • オンラインストアといったようなウェブ機能が必要
  • システム管理がしやすい(但し学習は必要)
  • ウェブサイトを「ビジネス・ツール」として活用したい

 上記のうち2つ以上当てはまる項目があれば、Joomla! で OK ですし最善の選択だと思います。WordPress を検討テーブルに乗せる必要はありません。

逆に、単純なブログサイトを作るといった目的であれば、WordPress は本職であり、Joomla! を登場させる意味はあまりありません(おそらく Joomla! の8割方の機能は眠ったままになるでしょう)。

大衆車と高級車は、実際乗ってみないとその違いが本質的にはわからないのと同じように、どちらのツールも使ってみないと、その良し悪し・向き不向きはわからないのは当然です。ですので皆さんが思い巡らすのも無理はありません(なにせ元々「ブログツール」だったはずの WordPress が昨今では「CMS」と呼ばれ、同じ土俵で語るサイトが増えてしまっているのですから混乱しますよね!)。

はっきり言います。WordPress は(そう呼んでもおかしくない部分が多々あるのは事実ですが)厳密には CMS ではありません。Joomla! とは生まれた時から基本コンセプトや構造が違うので、その両者を比較するために同じ検討テーブルに乗せること自体がおかしいのです。

WordPress で大規模サイトを作ろうなんて考えちゃダメですよ(笑)。
後々のアップデートのし易さや、将来の需要に応えられる柔軟な『ウェブ機能の拡張性』を重視するならば、やはり Joomla! という選択になります。カスタマイズ前提のサイト設計をしてしまうと、アップデートの度に苦労を強いられる(= 高額な費用が発生する)要因となりますので、どうぞお気をつけください(たまに打ち合わせ現場で 「前の職場が WordPress で大変な思いをしましたー」という声を聞くことがあるのですが、それは、この「カスタマイズありき」のサイト設計が元凶だと思います)。

それから最後に「なぜ日本では Joomla! のシェアが極端に低いのか?」という疑問について。
これも理由は単純です。日本人は圧倒的に英語力がないから、です!(笑)

日本人的にはネガティブな要素となりますが、Joomla! を本気で使い倒そうと思うのであれば、英語力は必須です(4CREATOR JAPAN にご依頼いただいたクライアント様は、英語力は必須ではありませんのでご安心を!)。
そういう切り口で 4CREATOR JAPAN を自己評価すると、その果たしている役割は、海外モノを輸入して販売している業者に近いのかもしれませんね(笑)。

最終修正日 2016年03月04日(金)
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